SAKETTO CHOOSE — EDITORS' PICKS
CHOOSE / 選ぶ・探す

クラフトサケ、
最初の12本

ホップ、果実、米だけの濃いどぶろく——自由な酒だから、入り口も自由。編集部がタイプ別に選んだ12本を、確認済みのスペックとともに。

クラフトサケは、自由な酒。ホップ、果実、ハーブ、米だけの濃いどぶろく——幅が広いぶん、最初の一本に迷う。そこで saketto 編集部が、収録する25の蔵・120を超える銘柄から、タイプ別に12本を選びました。

「日本酒は知っているけれど、クラフトサケは初めて」という人も、「もう何本か飲んだから、次の一本を」という人も。下のグループを入り口に、自分に合いそうな一本を見つけてください。各銘柄のスペックは、saketto が一次ソース(各蔵の公式情報)で確認したものです。

この12選について

このリストは、収録銘柄の中から「タイプの代表性・はじめての入りやすさ・話題性・入手のしやすさ」を目安に編集部が選んだものです。番号は人気や売上の順位ではなく、タイプ別に読みやすく並べた見取り図です。価格・度数などは2026年5月時点の確認値で、ロットや時期によって変わります。最新の価格・在庫は各リンク先でご確認ください。

気になった一本は、銘柄ページから味わいの詳細や蔵の物語を辿れます。「楽天市場で探す」では、その銘柄名で楽天市場の検索結果へ移動します(在庫・価格は時期により変動します)。

はじめの一本にFIRST BOTTLE

クラフトサケが初めてなら、まずは“代表格”から。ジャンルを切り拓いた蔵の看板銘柄は、奇をてらわずに「日本酒とは違う」と一口でわかる。アルコール度数も穏やかなものが多く、入門にいちばん向いている。

01
稲とアガベ醸造所 秋田県 稲とアガベ CRAFT series
アガベシロップ
度数 14% / 容量 500ml / 参考価格 ¥2,500

クラフトサケというジャンルそのものを切り拓いた、秋田・男鹿の稲とアガベ醸造所。その代名詞がこのCRAFTシリーズだ。テキーラの原料として知られるアガベのシロップを副原料に用い、白ブドウや白桃を思わせる柔らかな香りをまとう。全量を無肥料・無農薬の自然栽培米で仕込み、精米歩合は90%に統一——米をあえて削りすぎず、その個性をふくよかな旨みとして残す思想が貫かれている。「日本酒ともワインとも違う」第一印象を確かめる、まさに最初の一本。

02
haccoba 福島県 はなうたホップス
ホップ
度数 13% / 容量 500ml / 参考価格 ¥2,420

「自由を、醸そう。」を体現する先駆者、福島・小高のhaccoba。看板の“はなうたホップス”は、東北に伝わる幻のどぶろく製法「花酛(はなもと)」に、クラフトビールのドライホッピングを掛け合わせた一本だ。ホップ由来の華やかな香りと、米のやさしい甘みが軽やかに溶け合う。アルコール13%と程よく、するすると飲めてしまう親しみやすさ。クラフトサケの“はじまりの味”を知るなら、外せない蔵の代表作。

03
木花之醸造所 東京都 ハナグモリ
米のみ
度数 13% / 容量 500ml / 参考価格 ¥1,980

浅草・駒形でどぶろくを醸す木花之醸造所の看板が、この“ハナグモリ”。本格純米のにごりに、瓶の中で生まれたシュワッとした微発泡が心地よく弾ける。米だけで仕込むやさしい甘酸っぱさは、にごり酒が初めての人にもすっと入っていく。バーを併設し、若い蔵人の“新しい修行の場”としても知られる蔵の顔。価格も手に取りやすく、微発泡のにごりから始めたい人にうってつけだ。

ホップサケ — ビール好きにHOP SAKE

ビールの香りづけに使うホップを、米の酒に効かせた一群。柑橘や白い花を思わせる華やかなアロマとほろ苦さが特徴で、クラフトビール好きが「サケ」へ踏み出す入り口になりやすい。よく冷やして、できれば香りの立つグラスで。

04
LAGOON BREWERY 新潟県 翔空 HOP SAKE ほっぺ
ホップ(シトラ)
度数 15% / 容量 720ml / 参考価格 ¥2,420

新潟・福島潟のほとりで、極小規模と持続可能性にこだわって醸すLAGOON BREWERY。ブランド名は「翔空(しょうくう)」。この“HOP SAKE ほっぺ”は、ホップ品種シトラ由来の柑橘香と、米の旨みが同居する爽快な一本だ。果実からトマト+バジルまで副原料の幅が驚くほど広い蔵だが、その分かりやすい入り口がこのホップサケ。クラフトビール党が「サケ」に踏み出す、最初の一杯にちょうどいい。

05
LIBROM 福岡県 FREROM Hallertau Blanc
ホップ(Hallertau Blanc)
度数 5% / 容量 500ml / 参考価格 ¥2,860

「自由な醸造にロマンを」を掲げる福岡・LIBROM(社名はLIBERTA〔自由〕+ROMANZO〔ロマン〕)。バーを併設する醸造所が放つこの一本は、ホップ品種“Hallertau Blanc”をはっきり打ち出した香り重視の設計だ。白ワインを思わせる華やかなアロマで、「米の酒」という先入観がやわらかくほどけていく。九州の素材で自由に遊ぶ蔵の個性が、香りに素直に表れている。

果実サケ — 華やかにFRUIT SAKE

果実を絡めて醸す、華やかなグループ。甘酸っぱく香り高い味わいは、ワインやナチュールが好きな人と相性がいい。食前酒として、あるいは軽い前菜と合わせて楽しみたい。

06
LIBROM 福岡県 あまおうのおさけ
あまおう(福岡県産いちご)
度数 4% / 容量 500ml / 参考価格 ¥2,750

福岡が誇るブランドいちご「あまおう」を絡めた、LIBROMの果実サケ。いちごの甘酸っぱさと香りがそのまま立ち上がり、グラスの中まで華やかだ。日本酒が得意でない人や、ふだんワインを好む人への一本としても喜ばれる。地元・福岡の果実を主役に据えるところに、九州の蔵らしい土地への眼差しがある。記念日や手土産にも映える、贈って嬉しい一本。

07
LAGOON BREWERY 新潟県 翔空 酔いどれ洋梨2025-2026 槽搾り生
ル・レクチェ(洋梨)
度数 13% / 容量 500ml / 参考価格 ¥2,420

新潟のブランド洋梨「ル・レクチェ」を使った、LAGOONの季節銘柄。洋梨のみずみずしく、とろりとした香りと、純米の旨みが静かに重なり合う。槽(ふね)でやさしく搾った生酒で、フレッシュさそのものが身上だ。地域の旬の果実を映すこの蔵らしく、季節限定で巡ってくる——見かけたら逃したくない、出会いの一本。

古典どぶろく・純米 — 米の旨みDOBUROKU

副原料を使わず、米と米麹だけで醸す原点の酒。とろりと濃い米の旨みと、製法ごとに表情を変える酸が魅力だ。味噌や漬物などの発酵食品、和の食卓と深く響き合う、滋味のある一群。

08
ハッピー太郎醸造所 滋賀県 ハッピーどぶろく 穂の恵み
米のみ(穂の恵み米)
度数 非公開 / 容量 480ml / 参考価格 ¥1,870

滋賀・長浜の糀屋(発酵食品店)が営む、ハッピー太郎醸造所の定番どぶろく。完熟糀ならではの旨みを生かし、伊吹山の伏流水で醸す。米だけの濃い旨みとやさしい甘みは、味噌や漬物などの発酵食品、和の食卓にぴたりと寄り添う。「醗酵でつなぐ、しあわせ」を掲げる発酵のプロが造る、毎日に寄り添う一本。480mlで手頃な価格も、普段づかいに嬉しい。

09
nondo(non°) 岩手県 とおの どぶろく 水もと無添加 生
米のみ
度数 非公開 / 容量 500ml / 参考価格 ¥2,750

岩手・遠野で、自然栽培米「遠野1号」を醸すnondo。この一本は、室町期に生まれた古い酒母づくり「水もと」で、酵母も加えずに仕込んだ生のどぶろくだ。乳酸由来のきれいな酸が、米の濃い旨みをきりりと引き締める。四代目が長年取り組んできた遠野の風土の酒で、要冷蔵で味わう生きた発酵の余韻は格別。古典製法の奥行きを知りたい人に。

通好み・受賞・特別な一本CONNOISSEUR

もう何本か飲んだ人へ。受賞銘柄や、木桶仕込み・長期発酵といった手間のかかる造りから、特別な一本を選んだ。自分へのご褒美にも、贈り物にも。

10
ぷくぷく醸造 福島県 #ODAKA 蔵付酵母 木桶どぶろく
米のみ
度数 非公開 / 容量 / 価格 公式非開示

haccobaで醸造責任者を務めた造り手が独立して立ち上げた、福島・小高のぷくぷく醸造。全量“酵母無添加”の自然発酵に、ビールの技法を掛け合わせる蔵だ。この“#ODAKA”は、蔵に棲みつく蔵付き酵母を使い、木桶で醸したどぶろく。クラフトサケの国際コンペ、ICC SAKE AWARD 2025で頂点に立った注目の造りで、発酵そのものの力強さを味わえる、通好みの一杯。

11
nondo(non°) 岩手県 権化 土の密℃
米のみ(米糠活用)
度数 14% / 容量 525ml / 参考価格 ¥4,950

nondoの上級シリーズ「権化(ごんげ)」。水もと × 木桶 × 150日を超える長期発酵という、手間を惜しまない造りで生まれる。米糠まで活かし、柑橘を思わせる香りと軽やかな甘みをまとった、複雑で奥行きのある味わい。一本一本に蔵の思想が宿る、特別な酒だ。じっくり時間をかけて向き合いたい、贈り物にもふさわしい一本。

12
足立農醸 大阪府 KOYOI ~la première année~
米のみ(白麹仕込み・精米歩合80%)
度数 13% / 容量 720ml / 価格 公式非開示

大阪・高槻、団地の一角で醸す日本初の「団地酒蔵」、足立農醸の第一弾がこのKOYOI。焼酎づくりに使う白麹で仕込み、スッキリとした綺麗さと、クエン酸由来の心地よい酸を生む。「世界が驚く、唯一の日本酒を造りたい」という気概が、酸の効いたモダンな味わいに表れている。クラフトサケならではの“酸”の表現を確かめたい人に、ぜひ。

12本を、ひと目で。

度数・容量・参考価格を一覧で。「—」は公式に非開示、またはロットで変動するものです。

銘柄タイプ度数容量参考価格
稲とアガベ CRAFT series稲とアガベ醸造所アガベシロップ14%500ml¥2,500
はなうたホップスhaccobaホップ13%500ml¥2,420
ハナグモリ木花之醸造所米のみ13%500ml¥1,980
翔空 HOP SAKE ほっぺLAGOON BREWERYホップ(シトラ)15%720ml¥2,420
FREROM Hallertau BlancLIBROMホップ(Hallertau Blanc)5%500ml¥2,860
あまおうのおさけLIBROMあまおう(福岡県産いちご)4%500ml¥2,750
翔空 酔いどれ洋梨2025-2026 槽搾り生LAGOON BREWERYル・レクチェ(洋梨)13%500ml¥2,420
ハッピーどぶろく 穂の恵みハッピー太郎醸造所米のみ(穂の恵み米)480ml¥1,870
とおの どぶろく 水もと無添加 生nondo(non°)米のみ500ml¥2,750
#ODAKA 蔵付酵母 木桶どぶろくぷくぷく醸造米のみ
権化 土の密℃nondo(non°)米のみ(米糠活用)14%525ml¥4,950
KOYOI ~la première année~足立農醸米のみ(白麹仕込み・精米歩合80%)13%720ml

迷ったら、好きなお酒から逆算する。

クラフトサケ選びに正解はありません。でも、迷ったときの目安はあります。いちばん簡単なのは、ふだん好きなお酒から逆算すること。下の早見表を入り口に、自分に近いタイプから試してみてください。

ビール・クラフトビールが好きHOP
ホップサケから。柑橘や白い花のような華やかな香りと、心地よいほろ苦さ。〈はなうたホップス/翔空 HOP SAKE ほっぺ〉
ワイン・ナチュールが好きFRUIT
果実サケや、酸の効いた一本へ。甘酸っぱく華やかで、食前にも。〈あまおうのおさけ/翔空 酔いどれ洋梨/KOYOI〉
日本酒の旨みが好きDOBUROKU
米だけで醸す古典どぶろく・純米へ。とろりと濃い旨みと、製法ごとの酸。〈ハッピーどぶろく/とおの どぶろく〉
お酒が強くない・初めてLIGHT
度数が穏やかで、微発泡のにごりから。口当たりがやさしい。〈ハナグモリ〉。低アルコールの銘柄も多い。
贈り物・特別な日にGIFT
受賞銘柄や、木桶・長期発酵の上級銘柄を。物語のある一本は記憶に残る。〈#ODAKA(ICC優勝)/権化〉
とにかく自由に開拓したいEXPLORE
saketto の4軸(副原料・蔵・地域・ジャンル)から横断検索。気になった入り口から辿るのがいちばん。

もうひとつ知っておきたいのが、クラフトサケは少量生産・限定流通のものが多いということ。同じ銘柄でも仕込み(ロット)ごとに度数や味わいが少しずつ変わるのも、この酒ならではの面白さです。だからこそ「定番の一本」を決めるより、巡り合った一本を、その時々で楽しむのがいちばん。気になる銘柄は、見かけたときが買いどきです。

もっと自由に探したいときは、saketto の4つの軸が役立ちます。香りの素材から辿る副原料、造りや個性で選ぶジャンル、旅するように探す地域、お得に試すふるさと納税

クラフトサケは、どこで買えますか。

多くは各蔵の公式オンラインショップや取扱酒販店、楽天市場などのECで手に入ります。少量生産・限定流通の銘柄も多く、季節や入荷のタイミングで在庫は変わります。気になる一本は、見かけたときが買いどきです。

日本酒とどう違うのですか。

ざっくり言えば、クラフトサケは「日本酒(清酒)の定義の」で自由に醸された米の酒。副原料を加えたり、もろみを濾さなかったりするため、酒税法上は多くが「その他の醸造酒」に分類されます。詳しくはクラフトサケとはをご覧ください。

どう飲むのがおいしいですか。

まずは冷やして、その個性を確かめるのがおすすめ。温度・保存・濁りの扱い・器・割り方のコツは飲み方・楽しみ方でまとめています。

楽しむ前に

20歳未満の飲酒は法律で禁じられています。 飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中・授乳期の飲酒はお控えください。適量を守り、自分のペースでお楽しみください。